Quantcast
Channel: やぎすのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 20

管理者の条件-5

$
0
0
*自由奔放は管理の対極か!

*仕事場以外は管轄しない!

森祗昌氏は語る


野球ファンの中には ヤクルト 西武のコーチ時代のイメージから 私生活まで首を突っ込む「うるさ型コーチ」の印象を持っているだろう

何故かと言えば 私の支えた広岡達朗監督は 選手に対して グランド内外を問わず様々な要求をしていたからだ

コーチとはそのリーダーの指針に従って 職務を全うするものだ と私は思っていた(中間管理職の悲哀・注やぎす)

コーチとして 選手の能力以外に性格 家庭環境 趣味 交遊関係 ものの見方など 選手の人間像まで理解しておく必要がある

それは選手の資質をきちんと把握して 更に伸ばす為に重要なポイントと思っていたからだ

選手によっては私生活によって 体調を崩すタイプもいる


ある選手が不振に陥った時 それが純粋に技術的問題なのか それとも私生活に原因があるのか 選手個人を知らなければ解決出来ないこともある


広岡さんは 豆乳や玄米 黒パンなどに代表される自然食を球界に取り入れたことでも知られている


確かにヤクルト 西武に入団した当時 痛感したのは故障者が非常に多いことだった

しかも筋肉痛 捻挫といったスポーツ選手として 恥ずかしい怪我が多かったのである

これは食生活に原因があるのではと考えた 選手の体質改善が急務と思われた

食生活と同時に 選手の日頃の生活態度も コンディションを整えるうえで重要になってくる

だから選手への小言も増えてくる 陰で私に対する批判や不満が渦巻いていたことは知っていた

それが監督の方針と理解していたからだ

もちろん要求の中には「なんでこんなことまで」 と思うこともあった そんな悩みを抱えながら コーチの職分を全うしようと思ったのである


監督になって コーチ時代のことは 反面教師として 大きな反省材料となった


グランド外まで口を出すようなことを続けると 人は決してついてこない


人間の成長は 失敗があって見直すことから始まるのだ

グランド外のことは 選手の自己管理に任せるべきという結論はそこにあった!


やぎす-森祗昌氏との背中を向けた 30数分の会話では 温厚で頭の低い穏やかな紳士であった!

Viewing all articles
Browse latest Browse all 20

Latest Images

Trending Articles





Latest Images